犬ジステンパーの感染は、犬ジステンパーウイルス(CDV)に感染した犬の咳やくしゃみによる飛沫感染(空気感染)によって起こります。
また、既に犬ジステンパーに感染している犬が出す鼻水やよだれなどの分泌液、尿や便などの排泄物、ウイルスの付着したフードや食器などを介して、間接的に感染が起こる場合もあります。
免疫力の弱い子犬や老犬、病気で体力が弱っている犬、ワクチン接種をしていない犬などが感染しやすい傾向にあります。
犬ジステンパーウイルスは、犬に対して高い感染率(感受性)を持つ特徴がありますが、野生のタヌキやキツネなどの野生動物が感染する事もあります。
そのため、必要回数のワクチンを接種しないまま、散歩中に感染している野生動物の尿や便などに接してしまい、感染が起こる場合があります。
また、飼い主が既に感染した犬を触った後の手で、未感染の犬を触る事によっても感染が起こる事があります。
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犬ジステンパーの感染、発症
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